本科は、オーストリアと南極以外の全ての大陸に生息しているといわれており、ほとんどの大陸に幅広く分布しています。
日本の中でも幅広く分布しています。
沖縄を除いて、5種8亜種が全国的に生息しています。
ちなみに、アメリカミンクは移入種なので、在来種は4種7亜種が生息していることになります。
比較的大型なのはニホン、コ、チョウセンの3種のイタチで、キタイイズナやニホンイイズナ、エゾオコジョ、ホンドオコジョなどは比較的小型です。また、ニホンイイズナ、ホンドオコジョ、エゾオコジョの3亜種は、準絶滅危惧種に指定されています。
分布は下記のようになっています。
<北海道>
ニホンイタチ、キタイイズナ、エゾオコジョ、アメリカミンク
<青森県・岩手県・山形県>
ニホンイイズナ
<本州>
ニホン・チョウセンイタチ、ホンドオコジョ
<四国>
ニホン・チョウセンイタチ
<九州>
ニホン・チョウセンイタチ
種によって様々な場所で活動をしています。
泳ぎが得意で、主に水辺に生息するといわれていますが、樹木に登ることもでき、水辺から離れた森林地帯にも生息しています。
また、近年では人の住む場所にも侵入するようになってきており、都会で見られることもしばしばあります。
土に穴を掘って巣を作ることが多いようです。土穴のように暗くて狭い民家の床下や天井は住みやすい場所となります。
外敵からも身を守ることができるので、巣にするのには恰好の環境なのです。